パソコンのメモリ規格には現在「DDR4」と「DDR5」があります。最近の新しいPCではDDR5搭載モデルも増えてきましたが、
「DDR5にしないと性能不足になるのでは?」
「DDR4のPCはもう古いの?」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、DDR4とDDR5の違い、体感差が少ない理由、DDR5のデメリット、そして今後の買い替え時期の目安を、一般ユーザー向けにわかりやすく解説します。
DDR4とDDR5の基本的な違い
| 項目 | DDR4 | DDR5 |
|---|---|---|
| 登場時期 | 2014年頃 | 2021年頃 |
| 動作電圧 | 1.2V | 1.1V |
| 標準速度 | 2133~3200MHz | 4800~6400MHz以上 |
| 最大容量 | 32~64GB | 64~128GB以上 |
| 電力管理 | マザーボード側 | メモリ側で管理 |
DDR5は確かに「高速・大容量・省電力」に進化していますが、一般的な使用では必ずしも体感できるとは限りません。
なぜDDR5は「体感差が少ない」のか?
① 一般用途はメモリよりCPUとSSDの影響が大きい
インターネット、メール、ExcelやWord、Zoomなどの業務用途では、処理速度に影響するのはCPU性能とSSDの種類が中心です。DDR4でもこれらの作業は快適に動作します。
② 現在のソフトはDDR5の性能を活かし切れていない
多くのアプリケーションはDDR4世代を前提に設計されているため、DDR5の高速さがそのまま体感速度に反映されにくいのが現状です。
③ メモリ速度が上がっても待ち時間は劇的に減らない
メモリは作業机のような存在です。机が速くなっても、作業する人(CPU)が同じ速度なら、体感の変化は小さくなります。
DDR5のデメリット(金額差以外)
① 相性問題や初期不具合のリスク
DDR5はまだ新しい規格のため、マザーボードとの相性やBIOS更新が必要となるケースもあり、DDR4より安定性で劣る場面があります。
② 業務用機種での選択肢が少ない
法人向けPCやNAS、ワークステーションではDDR5対応機種がまだ限られています。実績重視の業務用途では今もDDR4が主流です。
③ 後からのメモリ増設費用が高くなりやすい
DDR5は同一型番で揃える必要があり、増設の自由度が低く、結果的にコストが高くなることもあります。
2025年現在のDDR5普及状況と今後の予測
2025年時点の一般向け・中小企業向けPCでは、
- DDR4:約70~80%
- DDR5:約20~30%
という構成が実態に近い状況です。
| 年 | 市場動向 |
|---|---|
| 2025年 | DDR4が主流 |
| 2026年 | DDR4とDDR5が半々 |
| 2027年 | DDR5が主流 |
| 2028年以降 | DDR4はレガシー扱い |
結論:今すぐDDR5へ買い替える必要はありません
- 日常用途・業務用途ではDDR4で十分
- DDR5との体感差はほとんどない
- DDR4は今後3年程度は現役で使える
- 無理な買い替えはコストの無駄になりやすい
DDR4のままで問題ない方
- インターネット・メール・事務作業中心
- テレワーク用途
- 会計・業務ソフト利用
- 中小企業の事務用PC
DDR5を検討すると良い方
- 動画編集・画像処理
- ゲーミングPC
- AI処理・開発用途
- 8年以上使う高性能PC
まとめ
- DDR5は新しく高性能だが、体感差は小さい
- 安定性とコスパではDDR4が今も有利
- DDR5が本格的に主流になるのは2026~2027年頃
- 一般ユーザーは今すぐ買い替えなくてOK
パソコン選びやメモリ増設でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。